2016年08月の記事

7月17日(日曜日)、「六月灯」が開催されました。

「六月灯」とは、旧暦の6月頃に主に旧薩摩藩領で行われる、「地域ごとの小さな夏祭り」 です。 この「六月灯」、地元の人たちは「ろっがっどう」と呼ぶのですが、 灯篭を飾ったり花火が上がったりと、昔から続く夏の風物詩になっています。 都城市内では各地域の「ろっがっどう」の開催がとても盛んで、7月に入る頃になると 毎日のようにどこかからか花火の上がる音が聞こえてきます。

この日、島津乃荘 のある吉尾町地区の公民館で開催された「六月灯」には、 島津乃荘 からも参加させていただきました。

島津乃荘の出し物は、ギター演奏に合わせて 「戦争を知らない子供たち」「リンゴの唄」「上を向いて歩こう」を参加メンバーで歌います。 ギター演奏は、第2回 懐メロ教室でも演奏してくださった利用者様のご家族様が、今回も快く引き受けてくださいました。

六月灯の様子

本番は、歌と演奏に合わせて地区の方々が手拍子をとったり一緒に口ずさんだりしてくださるなど、 終始 和やかな雰囲気で受け入れて下さり、大成功を収めました。 職員と地区の方々が一体となり、交流を図ることが出来た時間でした。 地区の方々と利用者様のご家族様には、職員一同感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございました!

今後も、利用者様、ご家族様、そして地区の方々との交流を図りながら、人と人とのつながりを大切にしたいと思います。

島津乃荘 夏祭りのご案内

祭り会場には、お好きな過ごし方で利用者様と一緒に夏祭りを楽しんでいただけるようにと、 縁日会場、屋台、ゲームコーナーなども企画しております。

職員一同、みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

島津乃荘 夏祭り へのお問い合わせ

詳細やご不明な点など、夏祭り実行委員会 までお気軽にお問い合わせ下さい。

〒885-0006
宮崎県 都城市 吉尾町 2200番地1(地図
TEL:0986-46-2155

※夏祭りボランティアを募集しています。詳細につきましては「夏祭り実行委員会」へお問い合わせください。

6月29日、島津乃荘 地域交流センター に 宮崎県「県南ブロック」の各施設から 管理栄養士・栄養士・調理員 が集まり、 『平成28年度 県南ブロック特養部会「栄養士・調理員研修会」』が開催されました。

医療機関関係者や他職種からの参加も多かったことから、参加人数は総勢50名にもなり、熱気を帯びた一日となりました。
県南ブロック特養部会「栄養士・調理師研修会」の様子-2

ディスカッション

午前中は『経口移行・経口維持について特別養護老人ホームが目指すものと役割について』のテーマに沿って 3つの議題を討議しました。討議は6つのグループに分かれ、それぞれのグループでの意見をまとめて発表する形で進められました。

経口移行・経口維持に取り組んでいますか?取り組んでいる場合どのような方法で取り組んでいますか? 取り組んでいない場合はどのような課題がありますか?

経口移行・経口維持を実施する上で他職種との課題がありますか? またその中で栄養部門の役割はどのようなものと考えますか?

今後、特別養護老人ホームは利用者の口から食べる喜びに対して どのような役割を担うべきだと思いますか?

討議は、普段なかなか知る機会の少ない他施設の取り組みや考え方について聞くことができる良い機会となりました。 どの施設も「利用者様に喜んでいただける食事をご提供したい」「口から食べる喜びを感じていただきたい」という強い思いがあり、 それぞれの施設の特色を生かした食事提供がなされています。 改めて「島津乃荘 も頑張っていかなければ!!」との思いに駆られました。

休憩

グループ討議が終わると昼食と休憩時間となりましたが、 時間を惜しむように知識技術や取り組みについての意見交換があちらこちらで行われ、 貴重な参加者同士でのコミュニケーションを図ることができました。

講義

午後からは、まず施設見学で島津乃荘 の取り組みを知っていただいたあと、 講師を招いての講義の時間となりました。

講義は、宮崎県において摂食嚥下障害についての第一人者である「ひとえ歯科クリニック」の宇都仁恵先生に講師をお願いしました。
県南ブロック特養部会「栄養士・調理師研修会」の様子-1

講義内容は「多職種で支援する経口摂取~認知症の胃ろうの患者が再び食べ始めた~」。
嚥下障害の基礎知識、高齢者の低栄養、誤嚥性肺炎など、 多くの内容をスライドやVF(嚥下造影)映像をまじえて講義いただきました。

中でも興味深かったのは、先生がこれまでに実際に取り組まれた経管栄養から経口摂取への取り組みの事例紹介で、 歯科医師だけでなく管理栄養士、調理師、ヘルパー、ケアマネジャー、セラピスト、看護師、医師など 多くの職種が同じ目標をもってご本人とご家族とともに協力し、口から食べる喜びに繫げていった症例を知ることができました。 経口摂取へ取り組む過程での様々な訓練と、口から食べることができるようになったことで様々なADLが向上し、 経管栄養で寝たきりに近い方が歩行器で歩くことができるまでになった例も紹介されました。

私たち管理栄養士や調理師は日常的に「食」に携わっていますが、 人の身体機能面、精神面に対しての影響力を目の当たりにし、口から食べることの力に驚くとともに、 あらためて強い使命感を持つ機会となりました。

講義の後の懇親会では、自分たちが経験してきた症例や悩みについて直接意見を伺うことができました。

研修会を終えて

研修会後に行ったアンケートには「多職種で取り組むことの重要性がよくわかった」 「自分の施設でもできることから取り入れていきたい」などの意見が数多くあり、 参加された方にとっても意義のあるものになったようでした。

今回、県南ブロック特養部会の栄養士・調理師研修を担当させていただく中で、多くのことを学びました。 参加された皆様、充実した内容をわかりやすく講義していただいた宇都仁恵先生、 そして、貴重な機会を与えて下さった県南ブロック特養部会の研修運営委員会事務局の皆様に感謝いたします。 ありがとうございました。

報告者 島津乃荘 管理栄養士

7月4日(月曜日)、「紙芝居研究会まねきねこ」の方々をお招きし、紙芝居を披露いただきました。
「紙芝居研究会まねきねこ」の方々による紙芝居の様子-1

紙芝居は利用者様方に人気のレクリエーションの一つで、 職員が手作りで「紙芝居教室」 を開催したこともあります。

この日は「本格的な紙芝居」を見られるということで、利用者様のみならず、私たち職員も大変楽しみにしていました。

紙芝居は「まねきねこのたま」「いもころがし」「おじいさんとおばけ」の三本を披露いただきました。 特に「おばけ」が終わった際には、思わず「怖かった~」と声があがるほどの臨場感!

「紙芝居研究会まねきねこ」の方々の「語り方」の技術力に、皆関心するばかりでした。
「紙芝居研究会まねきねこ」の方々による紙芝居の様子-2

ありがたいことに、また来てくださるとのことですので、 利用者様、職員一同、次のお話にも期待しています!
素晴らしい時間をありがとうございました。