日々実施している嚥下体操の効果をあげる取り組みとして、 摂食嚥下口腔衛生委員会で 「嚥下体操パネル」を作成しました。
多くの介護事業所で行われている嚥下体操ですが、単純に「首を曲げて~」「口を開けて~」「手をあげて~」と体操していても、何の効果も得られない場合もあります。 動作の一つ一つには意味と目的があり、その点に注意しながら実施することで初めて大きな効果が得られるのです。
そこで、次のような点を満たすように「嚥下体操パネル」を作成しました。
- 利用者様が視覚的に真似できるわかりやすいイラストを入れる
- イラストを見せながら声掛けしやすいよう、スタッフから見える位置に説明を入れる
- どのようなことに注意して、どう促すと良いのかを示す
利用者様側(表) | スタッフ側(裏) |
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完成後、スタッフへ向けた使い方と嚥下体操の意義についての研修を開きました。 その後、摂食嚥下プロフェッショナル を中心に、 正しい嚥下体操をさらに広めます。
利用者様側(表) | スタッフ側(裏) |
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今後は、実際に使っているスタッフからの意見も取り入れながら次のような改良を重ね、「安心して食事ができる機能の維持」に努めていきたいと思います。
- 利用者様の摂食嚥下上の課題に応じて、効果のある運動の場面でスタッフが動作協力を行う
- 耳の聞こえにくい方でも聴覚への刺激を与えられるよう、マイク等を使用する