2019年04月の記事

新しいこと始めよう!

島津乃荘 オンライン就職説明会 2021秋

転職・働き方・給与などへの不安や疑問を解決できるオンライン就職説明会を開催しています。 特設ページをご覧いただき、ぜひご参加ください。

利用者様の健康・栄養管理の上で重要な指標となる「喫食率」について、 スタッフが「正確に」把握できるようになるために必要な知識を習得してもらおうと、 スポット研修を実施しました。

喫食率研修の様子-1

病院や福祉施設における食事の「喫食率」とは、 栄養管理上必要とされるエネルギー量などが考慮された献立を、 全量のうちどの程度摂取できているか(喫食量)を示す割合です。

正確な喫食率を把握できれば、体重変化・嗜好による差・食事の様子・食事形態などの情報と併せて考えることで、 利用者様の心身の状況や健康状態をより正しく詳しく判断することができます。

喫食率研修の様子-2

喫食率研修の様子-4

現在 実施している喫食率の記録内容はスタッフによってばらつきがあり、情報として正しく使えない場合がありました。 そこで、統一された情報として認識してもらおうと、スライドで喫食率を説明します。

当施設でご提供している実際の食事の写真を使用し、全粥・ミキサー食・栄養ゼリーなど様々な形態での 標準的な喫食率の例を見ながら覚えてもらいます。

参加したスタッフは、「喫食率」が利用者様の健康・栄養管理の上で重要な項目であることを理解しており、 また、すぐに現場で活かせる内容でもあることから、真剣な眼差しで聞いています。

スタッフ間の認識の差異をできるだけ縮めようと、 最後に演習として12パターンの食事後の写真を提示しながら個別に質問し、本研修を終了しました。

喫食率研修の様子-3

今後も「利用者様の健康のために有用な情報となり得る記録」の質向上への取り組みを続けたいと思います。

3月に昨年度2回目(平成最後!)となる自衛消防訓練を実施しました。

自主消防訓練の様子-1

訓練前の打ち合わせ

自主消防訓練の様子-0

開始前の打ち合わせでは、初めてのスタッフが緊張しながら真剣に説明を聞いています。

出火場所の確認・館内放送・消防署への通報

自主消防訓練の様子-2

この日はサイレンを鳴らさず訓練のための館内放送のみとしました。放送担当となったスタッフは緊張していましたが、 終了後には「報告を受けてからの流れを覚えておき、もしもの時に慌てず行動できるようにしたい。」と心強い感想を述べてくれました。

初期消火

自主消防訓練の様子-3

初めて訓練に参加するスタッフを、経験のあるスタッフがサポートしながら初期消火を実施します。 初めてのスタッフが次の行動へスムーズに動けず、ベテランスタッフから的確な指示が飛びます。

避難誘導

自主消防訓練の様子-5

利用者様に混乱がないよう声を掛けながら誘導します。それぞれのスタッフが、安全に利用者様を誘導できていました。

自主消防訓練の様子-4

一方、防火扉の前には開け方がわからず困り果てているスタッフがおり、防火扉 開閉練習の必要性が課題となりました。

報告

自主消防訓練の様子-6

避難誘導が完了すると、避難状況が通報班へ報告されます。 全ての利用者様、スタッフの避難が確認され、訓練が終わりました。 その後、反省や感想などを聞いてみました。

消防訓練に参加したスタッフの声

  • 100名を超える利用者様の命がかかっているので、自分の役割をきちんと把握して行動しなければいけないと思った
  • 消防署への通報で操作に手間取らないよう、マニュアルを受話器の場所に置く必要がある
  • 各自が普段から消火器の扱いをイメージし、できるだけすばやく消火して避難の誘導に当たっているスタッフと連携を取っていくことが大切
  • 学生の時の避難訓練とは違うことを実感した
  • 各自の役割を、自衛消防組織図・避難経路・活動体制(日勤・深夜)を見て確実に理解してもらいたい
  • 防火管理者:今回のスタッフの意見を活かし、全スタッフが的確な行動をとれるようにしていきたい

毎回の訓練では、その都度 違う問題や課題が浮かび上がります。それらを一つずつ解決しながら、いざという時に利用者様とスタッフ全員が安全に避難できるよう、訓練を続けていきたいと思います。

昨日の記事に続き、 新元号発表時の施設での様子をお伝えしましょう。

新元号発表の瞬間の様子-3

レクリエーションタイムを終えた利用者様とスタッフの間でこんな会話がありました。
スタッフ:「元号が変わるんですって、何になるでしょうか?」
利用者様:「めいわ〜!」
利用者様:「平成が終わると?気に入ってたのになぁ」
利用者様:「何事な!変わるなんて聞いてないよ」
利用者様:「発表ドキドキするね!何じゃろかーい?」

新元号発表の瞬間の様子-4

11時30分の発表に備え、テレビの前でスタンバイ! 新元号の予想や思い出話などに花を咲かせながら、今か今かと発表の瞬間を待ちます。

新元号発表の瞬間の様子-1

いよいよ新元号が「令和(れいわ)」であると発表されると、 声に出してみる方、聞き返す方、感慨にふける方など、 それぞれの形での令和フィーバーに湧きました!

新元号発表の瞬間の様子-5

 

明治 ⇒ 大正 ⇒ 昭和 ⇒ 平成 ⇒ 令和

100歳を越える利用者様は明治から5つの時代を経ておられ、長生きされることの凄さを教えてくださいます。 そんな利用者様方と、次の新しい時代を迎えられることをとても光栄に思います。

平成も残すところあとわずかとなりました。 一日一日を大切に、丁寧に過ごしていきたいものです。

新年度を迎え、新元号が発表されましたね。
元号は『令和(れいわ)』。典拠は万葉集の一節との発表がありました。

島津乃荘の桜-2

万葉集とは?

典拠となった「万葉集」は奈良時代に編まれた日本最古の和歌集です。 さまざまな身分の人々が詠んだ4500首以上もの歌が収録されたもので、和歌の原点とも言われます。

令和

元号「令和」の出典は、膨大な数の歌の中の『巻五「梅花の歌三十二首 并せて序」(序文)』の一節となっています。

初春の令月にして 気淑(よ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き 蘭(らん)は珮後(はいご)の香を薫(かおら)す 新元号の選定について | 首相官邸ホームページ

稚拙ながら易しい文にしてみると、次のような内容です。

初春の(よ)き月の頃
気はしとやかで風もやか
梅は鏡の前で白粉で装うかのように花開き
蘭は装飾の香のように薫る

込められた願い

響きのとても美しい「令和」に込められた願いや意味は記者会見で紹介されました。

人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められております。

厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、 一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、 そうした日本でありたいとの願いを込め、「令和」に決定いたしました。

平成31年4月1日 安倍内閣総理大臣記者会見 | 平成31年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ

令和元年 5月1日は新しい時代の幕開けです。今からワクワクします!

島津乃荘の桜-1

皆様にとって素晴らしい時代となることを祈念いたします。

当施設では、食事はもちろんのこと、日々飲んでいただいているお茶にも「嚥下機能に合わせたとろみ」をつけてご提供する場合があります (関連記事:食事中の咳き込みへの対応)。 この日は、利用者様の気持ちを知り、正しいお茶とろみの付け方を覚えてもらうための研修を行いました。

研修の様子-1

ご家庭では片栗粉で とろみをつける方法をご存知の方は多いと思います。 介護施設ではお一人お一人の嚥下機能に合わせてご提供する必要があり、 片栗粉のように温度や経過時間などによって とろみの強弱が変わってしまうと、誤嚥などの危険につながります。 そこで「増粘剤」を用い、その使用量によって安定した とろみをつけます。

一般的に むせやすい方には とろみをつけてご提供すればよいと思われがちですが、 実際には同じ誤嚥でもその原因は多種多様で、必ずしもとろみをつけることが適切とは限りません。

当施設では、嚥下反射が遅れる病態で流動速度の速い水分(0.2秒ほどで咽頭通過)でむせてしまう方を対象に、とろみをつけたお茶をご提供しています。 とろみで流動速度を遅くし、喉頭蓋の反転が間に合うように調整することで誤嚥を防止できます。

一方、嚥下反射は正常でありながら咽頭残留しやすい方へ とろみのお茶をご提供してしまうと、 残留物が次の嚥下や呼気の際に 喉頭内に侵入するリスクが逆に高まってしまいます。

このように、水分の物性(とろみの強弱)は、強すぎても弱すぎても事故に繋がる恐れがあり、 その方に応じた適切な状態でご提供することが重要となります。

この日の研修では、学会分類による基準と島津乃荘における「とろみ」の関係、 増粘剤の正しい量、とろみの付け方におけるポイントを学習しました。

研修の様子-2

その後、正しい方法で「とろみ弱」と「とろみ強」を作り、スプーンの大きさも変えてみるなど様々な場面を想定しながら実際に飲んでもらいました。参加者からは

  • とろみを強くつけると、こんなに飲み込みにくいとは思っていなかった。貴重な体験だった。
  • とろみについての研修は初めてだった。もう少し早く研修があってほしかった。
  • こんな強いとろみを利用者様にご提供したら苦痛になるのではないかと思う。 
など、様々な感想が聞かれました。

この研修で、味・食感・飲み込みやすさなどを体感しつつ 利用者様お一人お一人の気持ちになることができたようです。 今後の介助時の一口量や介助方法の参考にしてもらいながら、日々改善を続けていきたいと思います。