8月30日(土) 特別養護老人ホーム 島津乃荘 初の試みとして、施設見学会を実施しました (案内パンフレット)。
この施設見学会は、見学や各種体験を通じて島津乃荘 をより知っていただきたいと開催したものです。 今回は就職活動中の学生の方、入所検討中の方、地域のケアマネジャーの方など、25名の方にご参加いただきました。
はじめに、島津乃荘 でご提供しているサービス内容や、島津乃荘 を運営している 敬和ヘルスケアグループについて説明をさせていただき、いよいよ島津乃荘 施設内の見学です(島津乃荘 の施設内の様子は 施設案内 のページからもご覧になれます)。
4~5名ごとのグループに別れ、それぞれ島津乃荘 スタッフ1名がご案内する形で施設内を見学しました。 各地点で詳しい説明を行いながら、約1時間かけて館内をぐるっと一周しました。 開設3年目の新しい設備に「とてもきれいな施設で驚きました」 「広々していて居心地がよさそう」といった感想をいただきました。 残念ながら当日見学して頂けなかったレクリエーションや機能訓練の様子については展示を用意し、空き時間にご覧いただきました。
続いては講演会です。 島津乃荘 では、よりよいサービスをご提供するため、所属ごとにサービスの質向上に取り組んでいます。 こうした取り組みについて知っていただきたいと、 今回は 栄養科 の ミキサー食の質向上に関する取り組み について、講演をさせていただきました。
少し専門的な内容になってしまいましたが、栄養士を目指す学生の方やケアマネジャーの方から、 「知らないことばかりでとても勉強になりました」「利用者様第一に考えているからこそ、 色々と研究されているのだとうれしく感じました」といった感想をいただくことができました。
講演会の後は、希望者の方に施設でご提供している食事を体験していただく「試食会」を行いました。
食事はもちろん、ガラス張りの食堂から見渡せる都城盆地の風景も大変好評でした。 当日は天気が悪かったのですが、晴れた日にはとてもきれいに霧島連山が見えます。 参加者の方同士で話も弾み、楽しそうな様子でした。
試食会の中では、講演会で説明したトロミ剤を使用し、食事形態別のサンプルを用意して見ていただき、 栄養科が力を入れている 行事食の取り組み についても、展示を用意しご紹介しました。
今回の参加者の中には介護職志望の方が多かったことから、試食会の後に介護体験を行いました。 介護体験といっても、介護「する」側の体験ではなく、介護「される」側の体験です。 介護される高齢者の方がどれだけ不便な状態で生活しているかわかれば、どういう手助けを必要としているのかがわかり、 よりよい介護につながるという小畑介護福祉士の提案で、手足におもしなどを装着して高齢者の気持ちを体験したり、 車椅子などの介護用具を実際使用してみたりしました。
小畑介護福祉士が「右手・右足を使わずに、車椅子でトイレへ入ってみてください」という課題を出したところ、 壁にぶつかってしまったり、まっすぐ進むつもりがくるりと回ってしまったり、思ったように車椅子が進みません。 「車椅子の片側だけをこぐと自然と曲がってしまうんです。しかし当施設の利用者の方には、 体の右側に麻痺があるのに1人ですっとトイレに入って、すっと出てこられる方もいらっしゃいます。 簡単そうに見えて、本当はすごく大変なことなんです。」小畑介護福祉士の言葉に皆さん感心された様子でした。
尚、今回の体験に使用した高齢者体験セットは、社会福祉法人 都城社会協議会様よりお借りしました。ご協力ありがとうございました。
島津乃荘 第1回の施設見学会は途中色々不手際もありましたが、 参加者の方からは「とても親切に説明していただき施設のことがよくわかった」 「実際に入居者の方と接することができたのでとてもよかった」 「このような機会があればまた参加したい」といった温かいお言葉をいただきました。 今回いただいた皆さんのご意見・ご感想を元に、次回はより良い内容にできるよう改善してまいります。 ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
施設見学会は今後も定期的に開催する予定です。
秋の施設見学会(第2回)は 平成26年11月2日(日)に開催しました。
次回の開催については、WEBサイト上でお知らせいたします。
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