多職種チャレンジデイズ
このページでは、島津乃荘 各部署・部門・委員会・専門職による日々の取り組みを毎月発信しています。
ハインリッヒの法則
1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する
ハインリッヒの法則 - Wikipedia
介護現場には小さな事故や類似の事象が多数存在しますが、それらを一つずつ解決していくことが大規模な事故の予防に繋がります。例えば、「ケア時の小さなミスへの気付きと改善」や「環境の安全性の向上」が大きな事故や誤りを未然に防ぐことに繋がります。
日常の注意と改善が “介護の質” と “利用者様の安全” を向上する鍵になります。安全管理委員会では、業務中に意識してヒヤリハットを見つけ、再発予防の対策を立て、スタッフ間で情報を共有する仕組みを運用しています。
安全管理委員会副委員長
利用者様の中には、寝たきりの状態の方がおられます。両手両足に麻痺があると、両足が重なっていたり踵がマットレスに当たったままになり、柔らかい皮膚に傷が出来やすくなります。
そのような利用者様へは、クッションを使うことで圧を分散し褥瘡が起きるのを防いでいます。
特に痛みについて訴えることが難しい利用者様へは、ケアに関わる介護士や看護師に対して褥瘡対策委員会から 細めに訪室して状態確認やクッション調整を行うよう依頼しています。
褥瘡対策委員会書記
利用者様同士のコミュニケーションの一つとして、植木鉢で育てている花に一緒に水やりなどをしていただいています。
花が咲くと嬉しそうに「花が咲いたね、綺麗やね!」「枯れたね、でもまだ蕾があるからまた咲くね」と、1つの花ですが笑顔はいっぱいです。
家ではいつも花を枯らしてしまう私ですが、利用者様が楽しみにされて笑顔になられる"笑顔の花"ですので、花が枯れないように大切に育てていきます。
介護士
2024年03月の行事食「ひな祭り」
3月3日はひな祭りの行事食をご提供しました。
主食 | ちらし寿司 |
副食 | 豆腐つくね |
副菜 | アスパラガスのタルタルソースかけ |
汁物 | 菜の花のお吸い物 |
デザート | 桜ようかん |
ちらし寿司はお茶碗のふたを開けると華やかさが広がるように盛り付けました。
豆腐つくねは鶏ミンチの中に豆腐が入っています。柔らかくなっているので形成をするのが難しかったです。
デザートの桜ようかんは、ようかん、牛乳寒天、いちごソース寒天の3層になっています。 きれいな3層になるようにそれぞれの厚み、硬さや食べた時の甘さのバランスなどを考えて作りました。
牛乳寒天の白といちごソースの色がきれいに映えていました。
調理師
春の温もりを感じる時節ですが朝晩の冷え込みがあり、寒暖差で体調を崩される方もおられ、風邪症状を訴える方も増える頃です。
風邪は、正式には「風邪症候群」といって、一般的にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰、発熱などの症状の総称です。小児から高齢の方まで幅広くかかる一般的な病気です。主な原因はウイルス感染であるため、基本的に特効薬はありません。症状を緩和する対症療法を行い、ゆっくりと休むことが大切です。
手洗い、うがいをしっかりし、よく食べ、よく寝て、自己免疫を高めていきましょう。
介護士
12月に入所されたF様は、頭が後ろに反ってしまう状態が続いていました。首に力が入ると全身にも力が入り、体が硬くなってしまいます。
そこでご家族様に大・小のクッションを購入していただきましたが、大きなクッションでも高さが足りず、さらに枕の下に三つ折りにしたバスタオルを入れることにしました。
褥瘡が発生することなく居心地良くお過ごしいただけるよう、これからも利用者様お一人お一人の状態に合わせてクッションの当て方を検討したいと思います。
褥瘡対策委員会書記
島津乃荘ではスタッフや利用者様に感染症が広がってしまうことを防ぐため、普段から厳重な感染症予防策を講じています(感染症対策初動訓練・研修~手洗い編~ など)。
食中毒は飲食店などの食事が原因と思われがちですが、毎日食事をしているご家庭でも発生する可能性があります。 この機会に、ご家庭の食事作りをチェックされみてはいかがでしょうか?
厚生労働省のホームページに詳しい情報がありますので、ぜひご覧ください。
食中毒予防の原則
細菌性食中毒予防の3原則
- 細菌を食べ物に「つけない」
- 食べ物に付着した細菌を「増やさない」
- 食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
ウイルス性食中毒予防の4原則
家庭での食中毒予防|厚生労働省
- ウイルスを調理場内に「持ち込まない」
- 食べ物や調理器具にウイルスを「ひろげない」
- 食べ物にウイルスを「つけない」
- 付着してしまったウイルスを加熱して「やっつける」
感染対策委員
特別養護老人ホームに入所される利用者様はご高齢の方多く、血圧や血糖値が高いなどの不安をお持ちの場合も少なくありません。そのような方にも安心してお過ごしいただけるよう、医師の訪問診療時にお薬を処方してもらうのですが、今回入所いただいた利用者様は「内科系のお薬が何もない」大変お元気な方です!!
入所前のお食事ではたまに介助が必要だとお聞きしていたので初めての昼食をおいしく食べていただけるか心配していましたが、箸とスプーンを上手にお使いになりペロリと完食されました!よしっ!!
翌日お部屋へ伺った所、初めての場所なので少しソワソワされていましたが、「ご飯はどうでしたか?」と尋ねると「おいしかったわー」とお返事いただき安心しました。
少しずつ、島津乃荘での生活に慣れていただけるとうれしいです。
感染対策委員会では昨年、新型コロナウイルス感染者発生時の感染症対策初動訓練を実施しました。
万が一、施設内で新型コロナウイルス感染者が発生してしまった場合に委員会メンバーが不在でも迅速に初動対応が出来るよう、フローチャートに基づき役割分担の確認や感染対策をした上での訓練を行いました。初回という事で手間取る場面もありましたが、感染症対応の意識づけは出来たかと思います。
昨年の5/8から感染上の分類が2類から季節性インフルエンザと同じ5類へ移行しましたが、「人の命」を考えれば2類も5類も変わりありません。
感染源を「持ち込まない」「持ち出さない」「拡げない」を意識し、感染拡大を防ぐ対策を徹底して行きたいと思います。
感染対策委員会委員長
利用者K様とのエピソードです。
普段からポータブルトイレを使用される際にお手伝いさせていただいています。ある日、いつものようにナースコールが鳴りお手伝いへ行きました。それを終えると、笑顔で「しずかちゃん、ありがとう!」と言われました。
私はアレ?と思い「誰の事ですか?」と尋ねると、「名前を知らないから私が名前を付けたの・・・あなたは、しずかちゃん!」と言われ、その後もお手伝いに訪室するたびに私を「しずかちゃん!」と呼ばれます。親しみを込めて呼んで下さることを嬉しく思いました。
他のスタッフにも「メロンちゃん」や「主任さん」とそれぞれの呼び方で親しみを込めた名前を付けてくださっています。私たちスタッフとK様の間に信頼関係が出来ているのかなと思います。その信頼関係を崩さないよう、精一杯ケアを行って行きたいと思います。
介護士
特別養護老人ホームにおけるケアマネジャーの大きな役割の一つに “利用者様とご家族様の橋渡し” があります。
先日、携帯電話をお持ちの利用者様から「携帯電話が使えなくなったのよねー」と困った様子でお話があり、表情も曇っておられるように見えました。確認してみると充電が切れており、どうやら充電ケーブルが故障しているようでした。普段携帯電話を使われているかを聞いてみると、「電話としては使ってないけど時計として使っていたのよ。でも誰かに電話することがあるかもしれないし、なくなったら蚊帳の外に追いやられた気分になるから持っていたいわ」とおっしゃりました。そこでご家族様へ連絡し、替わりの充電ケーブルを持ってきていただきました。
携帯電話はまた使用できるようになり、利用者様に笑顔が戻ってきました。利用者様にとっての携帯電話は、使っていなくても存在価値を実感できる大事なものだったんだなぁと思った出来事でした。
2月3日 “節分” は季節の節目の日です。翌 2月4日は “立春” 、旧暦での春は1年の始まりとされています。1年の始まりですから、今年も良い1年に、そして毎日を良い1日の始まりにしたいものです。
1日の始まりは “挨拶” から。言葉には “言霊” という特殊な力が宿ると言われています。時に言葉は凶器にもなり花束にもなります。言った言葉は必ず、良い事も悪いことも自分に返ってきます。
それならば、1日の始まりは「挨拶」がすべて!!さぁ!声をかけましょう!
利用者様、そしてすべてのスタッフに気持ちよく『今日も1日笑顔で気を引き締めて頑張りましょう!よろしくお願いします!』
介護士
介護保険制度は、高齢者や障害者への支援を提供する日本の社会保険制度の仕組みです。7段階(要支援1~2、要介護1~5)の介護認定に基づき、柔軟な介護サービスが提供され、訪問介護やデイサービス、施設サービス等の多岐にわたる介護サービスが展開されています。
介護サービスは、地域社会や家族の協力が欠かせない “共同の取り組み” であり、支え合いの輪によって形成されています。健康状態の維持や介護予防にも注力する必要があります。
支え合うことで、誰もが尊厳を持って安心して生活できる社会を築く役割を果たしています。
私が毎日心がけている事は、整理整頓です。それにより自宅はとても生活しやすい空間になっており、空間が整うと心地良く、暮らしの質も上がります。
職場では、まず利用者様のベット回り、タンスの上の環境整備をします。他にも医務室や気がついた所を綺麗に整理・整頓します。
利用者様が快適な環境作りと、私達看護師・介護士や働くスタッフも気持ちよくスムーズに事故のない環境を作れるよう目指しています。
看護師
摂食嚥下口腔衛生委員会では、毎週水曜日の昼食時に多職種での食事ラウンドを行っています。
食事ラウンドでは、摂食嚥下に難を感じられている方、体重が減少されている方、喫食量が減少されている方、介助を必要とされる方などお一人お一人の課題を確認し、改善できるところはその場でアプローチします。こうして、安全でスムーズに楽しい食事の時間を送っていただけるよう、日々試行錯誤しています。
食事を楽しめるようになられたり、喫食量が上がり元気を取り戻された利用者様の笑顔を目にすると、私たちも自然と笑顔になり元気をいただきます。生きるために大切な食に関することが少しでもより良くなり、質の高いサービスのご提供に繋がるよう、これからも取り組んでいきたいと思います。
摂食嚥下口腔衛生委員長
年末のある日の利用者様との会話です。
「今日は何日け?」と聞かれる利用者様に日付をお伝えすると、「もうすぐ正月やね、正月かぁ~」と言われました。
いつも施設の中で過ごされる利用者様に少しでも季節を感じていただけるよう、他のスタッフの協力を得てお正月の飾り付けをしました。
利用者様がこれからも季節を感じて笑顔で過ごせるよう、声掛けや環境を作っていきたいと思います。
介護士
特別養護老人ホームは要介護度3~5の方が入所される施設であり、医療度が高い利用者様が多くいらっしゃいます。更に当施設では医療的ケアが必要な方も受け入れており、利用者様の体調管理はもちろんのこと、服薬管理から状態の急変時の対応、看取り対応まで、看護師の役割は幅広いものとなります。利用者様の体調の変化を素早くキャッチし、病気や怪我の早期発見・早期対応を目的として業務に当たる事が求められます。状況に合わせ臨機応変に判断しなければならないことも多く、とても責任ある仕事です。
協力医療機関の医師と連携しながら、これまでの経験を生かし施設看護師として日々奮闘しています。
看護師
島津乃荘では、定期的に多職種と入居者のQOL(生活の質)向上の為のカンファレンスを行い、意見交換しています。
ある利用者様は、島津乃荘に入所された頃は楽しみがテレビだけという方でした。
若い頃は園芸がお好きでご自宅で蘭やつつじを育てられていたとお聞きし、楽しみの一つになればとの思いでお花の写真を見ていただきました。ところが、興味を示されたのは最初だけでした。
そこで、利用者様に水やりをしていただくよう、タンスの上に観葉植物を置いてみました。するとご自身で手入れをされながらお花の成長を楽しみにされている様子で「葉っぱの数が増えていくので楽しみや!」とおっしゃっていました。
今後も、利用者様の生活歴や嗜好等を多職種で確認し、島津乃荘で楽しみを感じながら過ごしていただける取り組みや、生活に寄り添った支援をしていきたいです。
カンファレンスでは多職種よる利用者様へ向けた色々な取り組みを聞いていますが、私も時間を見つけてはお話しさせていただいています。
普段は何も言われない方が声かけに返答されたり、歌をうたって下さる方もいらっしゃいます。時々不機嫌になられる方に「昔は寿司職人だったのですよね?」と声をかけると、懐かしそうに話しだされ「元気になったら寿司握ってやるわ」とおっしゃって下さったこともあります。「声が出らん」と言われながらも嬉しそうに話される方、傾聴すると笑顔が見られる方もいらっしゃいます。
利用者様の病状が加齢により悪化・急変された時は、悔しく、胸が痛み、辛いこともありますが、これからも毎日少しずつでも利用者様とふれあう時間を作り、一日でも長く元気で楽しい療養生活を送って下さるよう支援できれば施設看護師として嬉しく、またやりがいのある仕事だなぁと思います。
看護師
お正月と言えば、初詣ですね。外に出られない利用者様のために手作りの神社を製作し、毎年 皆さまになるべくご自身で(出来ないところはお手伝いしながら)参拝いただきます。
皆様 笑顔で鈴の音を聞いたり、おみくじを読んだり、両手を合わせしっかりと拝まれたりされます。
今年も皆様にとって笑顔溢れる良い1年であることを願いながら、また今年は何をしていこうかといろいろ考えているところです。
施設のホールには過去の行事写真が掲示されています。今は感染症対策のために行えませんが、時々写真のお顔を見ては、あっあの方だ、あんなこともあったなぁ~と、あの頃に時が戻っているかのように懐かしく眺めています。
少しでも季節感を感じていただこうと、毎月の小さな行事から、夏祭り、敬老会、クリスマス会など、利用者様とご家族様、スタッフが一丸となって盛り上げました!
利用者様方はご家族様と久々に過ごす時間に、普段とは違った表情を見せてくださいました。利用者様とご家族様から笑顔で「楽しかったよ」「良かったです、凄いですね~」とお褒めの言葉をいただけると、嬉しかったことも思い出されます。
これからも、施設看護師として利用者様にいつまでもお元気で療養生活をしていただけるよう支援していきたいと思います。
看護師
島津乃荘では、インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症などの感染症対策のため、ガラス越し面会を継続させていただいております。 そのような環境下でも利用者様とご家族様が繋がることができるための取り組みとして、利用者様ごとの『担当スタッフ』がおります。
面会には『担当スタッフ』が付き添い、利用者様の日頃の様子を詳しくお伝えしたり、ご家族様とのご相談が直接できるようになっていますので、お気づきのことがありましたら『担当スタッフ』まで遠慮なくご相談ください。
また、そのために面会日の調整をさせていただくことがございますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
介護施設における歯科衛生士の役割は、第一に利用者様のお口の健康管理です。いつまでも美味しくお食事を摂っていただくのはもちろんのこと、お口の健康を守ることは病気を防ぎ健康寿命を長く保つことにも繋がります。
そのために行う支援内容の一部をご紹介します。
施設 歯科衛生士 の支援内容
- 利用者様の口腔ケアとスタッフへの指導
- 訪問歯科との連携・対応
- 食事全般(安全にスムーズにお食べいただけているかの評価と改善)
- 食事ラウンド ※ の開催と出席
- 口腔衛生管理加算の算定
- など
生きる中でとても大切であり楽しみでもあるお食事を いつまでも安全でスムーズにお口から食べていただけるよう、様々な場面で専門職の立場から多職種と意見交換しながら関わっています。
今後も、島津乃荘の利用者様に快適にお過ごしいただけるよう、口腔衛生面から支援していきます。
※食事ラウンド:多職種で利用者様のお食事状況を確認させていただき、摂取状況(咀嚼・口腔・嚥下機能・姿勢など)の評価を行います。発見された課題に対し多職種による意見交換を行い、必要な対策と支援を決定して日々のケアに導入します。
11月は秋の味覚たっぷりの行事食となりました。
2023年11月の行事食「文化の日」
主食 | バターライス |
副食 | ビーフストロガノフ |
副菜 | 豆腐とツナのオムレツ |
汁物 | 南瓜ポタージュ |
デザート | マロンババロア |
秋の美味しいもので食欲が増したのか多くの利用者様が完食してくださり、栄養科スタッフ一同嬉しい限りでした。
管理栄養士
この季節は、利用者様のオムツ交換や入浴後に保湿クリームを塗布します。皮膚の乾燥を防ぐことで、皮膚剝離や内出血を予防します。
利用者様もクリームの塗布を喜んで下さるので、スタッフも嬉しくなります。
看護師
ベッド上で過ごされ手足が動きにくくなっている利用者様に少しでも安楽にお過ごしいただけるよう、多職種へ向けて基本の体位の調整のためのクッションの使い方研修を実施しました。
基本を元に利用者様お一人お一人に合わせたポジショニングを検討し、快適に過ごしていただけるよう丁寧に行っていきたいと思います。
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
皆様におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
早いもので、本年も残すところわずかとなりました。
この1年、特別養護老人ホーム島津乃荘をお引き立ていただき誠にありがとうございました。
来年も皆様のお役に立てますよう、スタッフ一同 より一層尽力してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
特別養護老人ホーム島津乃荘 施設長
あるご家族様が「音楽を聞かせてあげてほしいです」とCDとラジカセを持って来られました。利用者様は息子様が作成されたCDを大変気に入られたご様子です。
そのCDには私が若かった頃によく聴いたアーティスト達の曲も入っており、思わず「昔の私と好みが合いますね!」とお伝えすると、ニコニコと笑顔で頷かれました。
その利用者様には好みに合わせてCDかラジオを選んで聴いていただくようにしています。以前の利用者様はラジオを嫌がることもあったのですが、最近では懐かしい曲が流れるととても楽しそうに口ずさんで歌っておられます。ご家族様にも是非とも見ていただきたいお姿です。
これからもご家族の皆様にもご協力をいただきながら利用者様のお好きなものをいつもそばに置いて楽しんでいただけたらと思っています。
介護士
安全管理委員会では、“ヒヤリハットの提出の必要性”や“提出がしやすくなる環境づくり”について委員会にて検討し、教育のための研修を実施するなど、スタッフにヒヤリハットの提出を促しています。9月は強化月間として以下の3つの呼びかけを行いました。
- 重大なインシデントやアクシデントを未然に防ぎ、事故の発生件数を減らすためにヒヤリハットの視点(気づき)はとても重要です。
- 全員で事故発生原因の把握と危険予知を行い、事故への予防策を共有し、安心安全な施設を目指しましょう。
- 目標達成のための取り組み、協力をお願いします。
この呼びかけの結果、スタッフのヒヤリハットへの意識が高まり、ヒヤリハットの提出(気づき)が2.3倍に増えました。
日々の身近な気づきが利用者様の安全な暮らしに繋がっています。今後も安全管理委員会では継続して研修や働きかけに力を入れていきます。
介護士
09/18は敬老の日。ささやかではありますが、栄養科よりお祝いの食事をご提供しました。
2023年09月の行事食「敬老の日」
主食 | 赤飯 |
副食 | きのこあんの豆腐ハンバーグ |
副菜 | お刺身 |
副菜 | 茶碗蒸し |
汁物 | エビ団子のかきたま汁 |
デザート | 黒蜜きな粉寒天 |
普段はなかなかご提供できないお刺身等を笑顔で召し上がっていただきました。
特別な日の食事が利用者様に思い出として残り、これからも元気にご長寿で過ごしていただくことを願っています。
管理栄養士
島津乃荘では定期的に多職種と意見交換を行い、利用者様のQOL(生活の質)向上の為にカンファレンスを行っています。
A様は脳出血により寝たきり状態となり、刺激の少ない生活を送られておりました。そこでカンファレンスでQOL(生活の質)向上の取り組みとして嗅覚からの刺激を提案しました。
スタンドにアロマオイルを浸み込ませたガーゼを吊り下げると、鼻を動かしてアロマの匂いを嗅がれている様子が見られました。少しでも何かを感じ、心地良い環境で生活していただけると私達も嬉しく感じます。
今後も利用者様の生活歴や嗜好等を多職種で確認しながら、島津乃荘で穏やかに過ごしていただける取り組みや生活に寄り添った支援をしていきたいと思います。
衛生委員会では、スタッフの年次有給休暇の取得状況チェックも行っています。
2019年4月より労働基準法で「年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対して、年次有給休暇の日数のうち年5日については、使用者が時期を指定して取得させること」が義務付けられました。
そこで付与日と取得日数をカウントし、年次有給休暇を取得していないスタッフの上司等へ「計画的な有休取得」を促しています。
島津乃荘では、定期的に多職種と意見交換を行い、利用者様のQOL(生活の質)向上の為にカンファレンスを行っています。
U様は昔ステンドグラス教室をされておりました。そこでご自宅に過去の作品がないかご家族に問い合わせ、作品を持参していただきました。U様にそのステンドグラスをお見せすると「きれいね」と笑顔がみられていました。
今後も利用者様の生活歴等を確認しながら、その方の施設での楽しみに繋がる取り組みや生活に寄り添った支援ができるよう努めたいと思います。
ケア時、毎回 声掛けを行うことで出来るだけ発語を促し発声の機会を作る様に心がけています。
そんな日々の中で以前よりも声が出にくくなっている利用者様の事が気になっていました。どのような方法があるかを考えていた時、以前は「えいえいおー!」と大きな声で手を挙げられていたことを思い出しました。
それからは、訪室時やケア時に目の前で手を挙げながら「えいえいおー!」と声を掛けることを日課としました。始めは声が擦れており小さい声だったものが、日に日に少しずつ声が大きくなり、今では訪室時に手を見せると私が促すより前に「えいえいおー!」と手を大きく挙げて声掛けて下さるようになりました。私が「以前よりも声が大きくなりましたね!」とお伝えすると、ご本人様も嬉しそうに顔をくしゃくしゃにして笑い掛けて下さいました。
そんな嬉しそうな笑顔に元気をいただく毎日です。
衛生委員会では、スタッフから毎月報告される施設環境に関する不具合などの中から、スタッフに危険があるもの・健康に害を及ぼす可能性があるものをピックアップし、具体的な対策を立案する活動を行っています。
例えば、日々 清掃を実施してはいるものの、浴室の壁面や天井へ経年による取れないカビが増えてきているという報告を受けました。そこで清掃専従スタッフと相談し、入浴の非稼働日に集中的にカビ除去や消毒を行い、カビ防止のためのマニュアルを作成しました。このように、身近な問題も一つ一つ解決しています。
しかし残念なことに、日々の業務の忙しさからなのかスタッフからの報告が少ない傾向にあります。スタッフが報告しやすい環境作りも今後の課題です。
今年は寒暖差のある11月。利用者様の寝具調整や衣替えをどのタイミングで行えばよいのか...とても難しい秋でした。
11/8 の立冬を過ぎると気温も落ち着いてきましたので、ご家族様のご協力の元、居室担当で冬の衣替え行っている所です。温かそうなパジャマやひざ掛けがとても素敵です。
私たちは、居室への訪室時に「おはようございます!失礼します。」と明るく挨拶することを心がけています。
私たちが声を掛けると、利用者様は両手を出して喜んで下さります。障害があっても自ら一生懸命話そうとして下さります。息子さんの名前を教えて下さります。大きな声で話し掛けると久々に声を出して下さる方もいらっしゃいます。毎日色んな皆様の反応があり、私達も利用者様とコミュニケーションを取ることで喜びがあり、元気にさせていただき、楽しい時間を共有できることで士気が高まります。
Dユニットではメインボードに日めくりカレンダーを設置し、スタッフが毎日更新しています。その空きスペースには、季節を感じられる壁画を作成しています。
壁画を観ながら利用者様に「これは何でしょうか?」とコスモスを指しながら問うと「コスモス!」と元気な回答が返ってきます。しかしトンボを指すと「トンボ?」と疑問形で返ってくるのです(涙)。
これからも利用者様の心身の刺激になり、明るい笑顔や言葉を頂戴できる壁画づくりをしていきます。
衛生委員会は 労働安全衛生法に基づき常時50人以上の労働者がいる事業所が設定しなければならないもので、島津乃荘では管理者・産業医が運営しています。
衛生委員会は、働くうえで「危険がないか」「健康に害を及ぼす事柄がないか」などの情報を労働者から集め、労働災害の原因を調べたり再発防止対策を立てたりすることを役割としています。 つまり、労働者が安心して仕事ができるよう、働きやすい環境を整えるための活動を行っています。
今後は具体的な活動などを紹介していきたいと思います。
今回は11月に入所された利用者様のご紹介です。
ご家族様と一緒に入所のお迎えに行った際、久しぶりに会うご家族様は「元気そうで良かった!髪が伸びたね~!」と目にかかる髪の長さに驚いたご様子でした。入院中の面会制限が長かったこともあり、なかなか髪を切るタイミングがなったようです。
入所されてすぐに利用者様から「髪を染めたいのよ」とオーダーをいただきました。ご家族様へお伝えした所、以前もなじみの美容室に赴きカットやカラーをされていたとのことでしたので、早速 美容師さんに訪問を依頼しました。
当日は「前にも短く切ってもらっているから短くお願い」と美容師さんと長さを相談しながら、午前中にはカラーも終えられました。
さっぱりされた利用者様!ご家族様との面会が楽しみですね!
生活相談員としてお仕事をさせていただき、早5か月が過ぎようとしています。
利用者様やご家族様が島津乃荘入所を検討される際の手助けができればと、日々奮闘しております!
ただ、利用者様やご家族様の目線で受け答えできていただろうか...。外部のソーシャルワーカーやケアマネジャーの方々ともっとうまく連携できたのではないか...。など、思い返せばまだまだ直すべきところがたくさんありそうです。
これからも精進してまいりますので、お気付きの際は何でもご相談ください。
安全管理委員会は毎月の委員会や重篤なアクシデントについての臨時委員会を開催し、利用者の安全の確保・適切なケアのご提供・「転倒転落による負傷」や「表皮剥離や内出血等の皮膚トラブル」の予防などに向けた様々な安全対策を講じています。
(例)表皮剥離や内出血等の皮膚トラブル予防のためレッグウォーマーやクッションを使用しています。
(例)転倒転落による負傷予防のため床バスマットを敷いています。
また、年2回 事例を用いての施設内研修会も開催し、介護事故の予防や再発防止に努めています。
令和5年度は「骨折事故 0(ゼロ)」を目標に、多職種と連携を図りながら利用者様を支援しています。
9/18~10/3にかけて、利用者A様を看させていただきながら認知症介護実践者研修の施設内実習を行いました。
スタッフ全員でYさんの実習に協力している様子はとても微笑ましく、凄く頼もしいチームだな、と感じました。
何より、利用者様の笑顔が引き出せて、性格まで変わったの?と感じられたことが一番の収穫でした。
10/11は実習報告!
Yさん10分間スピーチ頑張って!
暑さが和らぎ、朝晩と秋の涼しい風が心地よい今日この頃です。
さて、島津乃荘では、福祉に携わる各専門職のプロフェッショナルたちが 日々仕事を通じて大活躍中です!
ここではみんな一生懸命で、熱い想いを持ち、誰に対しても優しさと思いやり溢れる仲間が集まっています。活躍しているスタッフたちが 日々の仕事を通じてお客様や自分と向き合い、スタッフ同士 研鑽しながら学び合って成長する姿を見て 、本当に頼もしく思うことが多々あります。ですが私たちもまだまだ道半ば、仕事を通じてお客様に育てて いただいていると感じています。そんな私たちと一緒に働いていただける仲間を募っていきたいと思います。
島津乃荘を盛り上げていきましょう!
島津乃荘では 以下の職種(中途採用・フルタイム)を絶賛募集中です!
ホームページの「求人募集」から詳細をご確認ください。
先日の訪問診療での出来事です。
利用者様の診察の際に、両手で医師・看護師の手を取り「ありがとう、ありがとう」「また来てね~」とニコニコしながら接して下さりました。
私事ですが、2歳にならない孫が、何をするにもほぁほぁしたかわいい手で私の手を引いてくれます。よくよく考えたら誰かが手を握ってくれるなんてもう何十年もないなぁ、手のぬくもりってやすらぐなぁ、と思いました。
利用者様にとって私達の声、手のぬくもりはご家族や大切な方の代わりにお伝えする役割があるのだと感じたひとこまでした。
入居者のQOL(生活の質)向上の為、定期的に多職種と意見交換しながらカンファレンスを行っています。
利用者様の生活歴等を皆で確認しながら、その方の施設での楽しみに繋がる取り組みや生活に寄り添ったケアができるよう話し合っています。
今回は9月にご入所された利用者様のご紹介です。
入所のお迎えに施設へ行くと、施設のスタッフの方とお別れするのが悲しかったのか涙ぐんでいるご様子。少しでも楽しい気持ちになってもらおうと、送迎の車の中で、「天気がいいですね~」「そうね~」と少しにっこり。まだご不安だろうなと考えつつ、島津乃荘に到着すると、介護スタッフが「こんにちは~」と元気よく迎えてくれて、おしゃべりしながら部屋に行かれたので少し安心しました。
夕食前にご様子を伺いに行くと、さっそく塗り絵をされていました。コスモスの花を真っ赤な秋色で表現しており、「お上手ですね!」とお尋ねすると、「まだうまく塗れていないの」「ありがとう」と少し照れ笑いされておりました。
早く施設に慣れて、お過ごしいただけるよう、他のスタッフとも協力してケアしてまいります。
島津乃荘 お問い合わせ・連絡先
- 住所
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- 電話番号
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- FAX番号
- 0986-38-3677
- 営業日
- 平日 08:30~17:30
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