今年4月より始まった新しい取り組み「笑顔溢れる活き生き学校」の開校式に合わせ、ご家族様向けの試食会を行いました。
試食会が始まるまでの間に、スライドで「ちらし寿司教室」の様子を見ていただきました。
とはどんなものなのか、どのような感じなのかを知っていただく良い機会になりました。
ちらし寿司教室の際は感染症対策のために日程を変更したこともあり、ご家族様の中には出席できなかった方もいらっしゃいましたので、実際に利用者様がどんな様子で取り組んでいらっしゃったかをお伝えすることもできました。
今回は、島津乃荘 の利用者様層に応じたソフト食のレシピに取り組み始めてから最初に安定した調理ができるようになった「チキン南蛮」と、今まで取り組んできた季節の食材を使用したメニューをご提供しました。
ご提供したメニュー
皆さん、写真を撮ったり、じっくり食べられているのを見るのはとても緊張しました。
ご家族様からは
「これで何キロカロリーですか?」
「塩分はどれくらいですか?」
「別な施設では五穀米等を出していますがここは白米だけですか?」
「2~3枚でもいいから漬け物をつけたらいいと思う」
などの貴重なご意見をいただくことができました。
毎日面会に来られるご家族様は
「カロリー計算されていると思うけど量が少ないと(利用者様は)思っているのではないか」
と、利用者様の意見を代弁して伝えてくださったりもしました。
他にも島津乃荘 でご提供している「極刻み」「ミキサー」「粥ペースト」の形態も見ていただきました。
実際にお皿にとって食されて「普通の方がいいね」「ここまで小さくしなくても食べられるようにしてほしい」などのと意見をいただいたり、「粥ペースト」のべたつきを抑えたトロミ剤についてや、スプーンに取った時の粘りの少なさに興味を持たれたりしていました。
この試食会では、利用者様が実際に食べられている食事について「何を」「どんなものを」出しているのか、少しは知っていただけたのではないかと思います。 また、今回参加していただいたご家族の皆さんは、とても積極的に意見を出して下さいました。栄養科 ではいただいたご意見をもとに、これからの食事内容や調理方法など、調理師と一緒になってさらに改善し、取り入れていきたいと考えています。