2019年12月の記事

令和元年度 県南ブロック特養部会「栄養士・調理師研修会」に参加してきました。特養部会では、他の施設はどのような取り組みをしているのか、 自分たちはどのように取り組んできたかについて、活発な意見交換が行われました。

島津乃荘 に於いて 県南ブロック特養部会「栄養士・調理師研修会」が開催された際の様子はこちらから ご覧ください。

後日実施された 摂食嚥下勉強会 では、 特養部会で紹介された他の施設の取り組みなどについて、当グループのスタッフへ伝達する研修が行われました。

テーマ「食欲不振の方に対する工夫」

島津乃荘 からは、 少量でもカロリーを摂取できるように粉飴を混ぜる などの工夫や、 利用者様やご家族の方に好きな食べものをお聞きする取り組みを紹介しました。

粉飴を混ぜる

他施設からは、見た目でお腹が膨れる方に対してはハーフ食をご提供したり、 選択食で利用者様に食べたいものを選んでもらったりといった取り組みが紹介されました。

テーマ「嚥下機能低下の見られる利用者様の水分補給について」

島津乃荘 からは、お茶にとろみをつけたり 、 お茶ゼリーをご提供する 取り組みを紹介しました。

お茶ゼリーご提供の様子

他施設では、水分摂取の前に唾液腺のマッサージを行ったり、 角の取れた氷を口に入れ、口内で氷を転がしている間に水分を口に含ませる、 といった取り組みが紹介されました。

今回の特養部会には病院の介護福祉士の方も参加されており、 成功した事例や、逆にうまくいかなかった事例の経験もお聞きすることができました。 栄養士・調理師の視点だけではなく、多職種共同の視点を持つ大切さを実感しました。