9月23日、 敬和ヘルスケアグループ 主催による「第4回多職種シンポジウム」が開催されました (過去に開催された際の様子)。 これまで3回に渡り全国の事故事例をもとにしたディスカッションなどをグループ内で実施してきましたが、 今回は外部事業所様の参加もいただく形での開催となり、シンポジストも緊張している様子でした。
シンポジウムは、 戸嶋病院、 島津乃荘から立候補した 5人のシンポジスト(看護師・介護福祉士・介護職員)が、2件の事例 (参考資料) についてそれぞれの職種の視点で見解を述べ、傍聴者へ投げかける形で進行しました。
その中でそれぞれのシンポジストが共通して触れていたのは、 『我々は介護(看護)のプロであり、命を扱う仕事であり、その責任を強く持ち続けなければならない』 ということであり、介護(看護)に携わる者としての強い意志を感じました。
今回の議題となった2件の事例は、同じ認知症の行動障害で起こったにも関わらず、 判決の結果 責任の所在が大きく異なるものでした。 「なぜ そのような判決に至ったのか」というポイントを、シンポジストは勿論のこと、 参加した傍聴者も考える良い機会になりました。
今後も折に触れて外部の事業所様に参加いただく形とすることで、 色々な立場・視点からの意見交換を期待しているところです。