2015年09月の記事

第4回 セラピスト勉強会の様子 閲覧中の動画について:
藤島一郎.目でみる嚥下障害の付録DVD、
医歯薬出版 より

9月3日、戸嶋病院リハビリテーション科島津乃荘 機能訓練指導員 主催で実施している 「セラピスト勉強会【摂食・嚥下勉強会】」の第2回目が、15名の参加で開催されました (第1回目の様子)。

この日のテーマは「誤嚥性肺炎」と「嚥下障害の症状と診断」です。


誤嚥性肺炎

肺炎のひとつである「誤嚥性肺炎」は、食物の誤嚥(誤って気管に入ってしまうこと)だけではなく、 唾液を誤嚥し続けることや、胃の内容物を誤嚥してしまうことなどが原因の場合もあり、 口から食べる人だけが注意すればよいという訳ではありません。

一度 誤嚥性肺炎になると繰り返しやすくなり、典型的な兆候があまり見られないにも関わらず症状が進行することもあるため、 どのような症状に注意すればよいのか、また、どのようなケアで誤嚥性肺炎を予防できるのか、などを詳しく学習しました。

嚥下障害の症状と診断

嚥下障害(飲み込みに障害がある)診断は、どの段階に問題があるのかをしっかり把握する事が大切です。 摂食の始まり時に原因がある場合は注意深く観察することで問題を解決できることも少なくありませんが、 本当に嚥下障害がある場合はしっかりとした対応が必要となりますので、 見極めのポイントを症状ごとに詳しく学習しました。

動画による学習

実際に、正常な嚥下の動画・誤嚥の動画を見ることで、誤嚥がどのように起こっているのかを、より深く理解しました(写真)。

セラピスト勉強会

セラピスト勉強会の開催は、研究会 のページで告知しています。 お問い合わせや参加をご希望の方は、 戸嶋病院 リハビリテーション科もしくは 島津乃荘 機能訓練指導員 までお問い合わせ下さい。

9月3日、戸嶋病院リハビリテーション科島津乃荘 機能訓練指導員 主催で実施している 「セラピスト勉強会【四肢体幹への治療手技(上肢編)】」の第2回目が、14名の参加で開催されました (第1回目の様子)。

この日のテーマは「触診(骨タッチ)」と「手首の調整」です。
第3回 セラピスト勉強会-1

触診(骨タッチ)

治療手技を行う際のタッチの仕方を、部位ごとに習得します。今回は骨の触診についての実技を行いました。

手根管の調整

手根管(しゅこんかん):手関節にある手根骨と靱帯で囲まれたトンネルのことで、 中を「指を曲げる筋肉の腱」と「正中神経(手にとって最も重要な神経)」が通っています。

手根管の内圧が高まると、中を通る正中神経が圧迫されてしびれや痛みの原因となるおそれがあるため、調整を行います。

月状骨・舟状骨・手根中手関節の調整

「月状骨・舟状骨」は手関節にある8個の手根骨の中でも中心となるもので、 この機能低下は別の部位の機能低下も招くおそれがあり、機能的低下を起こさないように調整します。 同じように手根中手関節も調整します。
第3回 セラピスト勉強会-2

セラピスト勉強会

セラピスト勉強会の開催は、研究会 のページで告知しています。 お問い合わせや参加をご希望の方は、 戸嶋病院 リハビリテーション科 もしくは 島津乃荘 機能訓練指導員 までお問い合わせ下さい。