前回の摂食嚥下勉強会 に引き続き、食事介助の実技演習(基礎)を行いました。
前回は椅子座位の方への食事介助ということで、咀嚼・送り込み・食塊形成がある程度可能な方を想定していました。 しかし、ADL・体調・嚥下障害の程度によっては、リクライニング車椅子やベッド上での食事介助となることもあります。 今回はそのうちベッド上での食事介助の演習を行いました。
まずは咀嚼食における食事介助方法について、ギャッジアップ角度(実際は頸部の角度)が60度以上の場合と、 重力位である60度未満(今回は45度)の場合の違いを説明します。
食事介助動作の「基本」は椅子座位でもベッド上でも同じです。 そこで、細かい説明の前に「まずは実演」してもらったところ、 前回学んだことがしっかり身についており、患者様役のスタッフも違和感なく食べる事ができていました。
椅子や車椅子の場合でもそうですが、特にベッド上の場合はポジショニングが重要になります。 次回は食事時のポジショニング基礎を行う予定です。