職員旅行「1泊2日 南薩摩のたび」

9月28日から29日に掛けて、枕崎・指宿・知覧の南薩摩を巡る職員旅行に行ってきました。
今回は私が企画して、 敬和ヘルスケアグループ に属する各法人に一緒に行きたい人を募集する形をとったところ、各法人から総勢12名集まりました。
メンバーが決まってからは、詳細コース、宿泊先、車の割り振り、宴会の余興など、皆で
話し合って決めたため、私自身もわくわく感が倍増し「旅のしおり」まで作成してしまいました^^;

それでは、旅の様子を書いていきます。長いですが写真も多いので気長に見てくださいね。
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急な仕事を優先し泣く泣く不参加になった1名がいましたが、残りの11名は28日朝、
特別養護老人ホーム 島津乃荘 の駐車場に集合し、まずは最初の目的地である枕崎に向かい出発です。
自制心の強い?運転手以外は、車中から早くもプチ宴会のスタートです。


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都城を出発して2時間ちょっと、トイレ休憩に寄った「道の駅 川辺」では、夜の宴会に備えて
地域の特産品のおつまみを各々購入しました。


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最初の目的地:JR枕崎駅に到着です。
ここは、本土最南端の始発・終着駅となっており、さぞ活気ある駅かと思ったら無人駅でした。
ただ、大相撲行事の木村庄之助筆の駅看板や新築された駅舎など見どころ十分でした。


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次の目的地は、枕崎駅からほど近い「枕崎お魚センター」です。枕崎といえば「かつお」、
もうここに着くまでの車中で何度女性陣から「かつお」の単語を聞いたことか・・・
やはり女性にとって「食」は重要なファクターのようです^^

ここは、館内が市場のように店舗が並んでおり、試食したり試食したり試食したり・・・
白ごはんを持って来れば良かったと思うほど、かつお三昧です。
ここで念願の昼食(もちろん、かつお)を済ませて次の目的地「枕崎かつお公社」へ移動し、
かつお加工品の製造過程見学を行いました。

ここでも、さっきかつお製品をたくさん買ったはずなのに、またまた買っています。
おそらく旅行バッグの中はかつおだらけでしょう。

続いては、薩摩白波で有名な「薩摩酒造 明治蔵」にて芋焼酎の製造過程を見学しました。
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もちろん見学後は試飲もあったため、すでに都城が誇る芋焼酎「霧島」がたっぷり入った胃袋に鹿児島産焼酎がブレンドされていました^^;
運転手の私たちは、ここでも鉄の心で我慢です!

ここからは絶景ポイント巡りです。
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左は、かの有名な戦艦大和が沈没した地点から200kmの位置に設けられた戦死者の慰霊碑がある岬です。

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こちらは、薩摩富士の異名をとる開聞岳の撮影ポイントであるCMにも登場した「瀬平公園」です。
この後、イッシー伝説やおおうなぎで有名な池田湖を巡り、宿泊先の指宿市に向かいました。

宿泊先は、指宿の名旅館「吟松」です。
旅行の良し悪しを大きく左右する宿泊先です。ホテル手配班の手腕が問われます。
さて、どうだったでしょうか?
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結果は、「素晴らしい!」の一言です。
部屋は最上階の角部屋で、食事は黒牛しゃぶしゃぶをはじめとした秋の味覚を貸切部屋で、
そして狙っていたのか偶然なのか指宿港では花火大会も開催されているという、最高の条件の宿泊となりました。

そして、指宿と言えば「温泉」、ホテルから浴衣を着たまま海沿いを歩くと有名な砂蒸し風呂に入れます。ホテルにも大浴場・展望露天風呂が用意されており、夕方・夜・朝と何度も指宿の湯を楽しみました。
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夜は遅くまで部屋で語り、飲み、食べ、そしてまた飲み、次の日があることも忘れ楽しいひと時を過ごしました。

それでは、職員旅行2日目です。
この日は、心で学び、体で学ぶ、訪問先となっています。

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最初の訪問先は、「体で学ぶ」鹿児島で有名は「そば茶屋 吹上庵」のそば打ち体験ができる
「そば道場 三陵館」です。蕎麦好きの私としては最も楽しみにしていたイベントです。

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先生の模擬打ちを見ながら説明を受け、いよいよ蕎麦打ち体験のスタートです。
先生の模擬打ちには、蕎麦打ち経験のある職員は、へぇ~、そうなんだ~と感心しきりでした。
よく自宅で打つ蕎麦はぷつぷつ切れて短いことが多いですが、なぜ切れるのか?
どうすれば切れないのか、など多くの秘訣を伝授してもらいました^^

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左の職員は説明を受けている最中は「特定医療法人 敬和会の蕎麦屋を!」と意気込んでいましたが、
実は中央の職員とともに先生も修復不可能な追試組です^^;
1人1鉢(4人前)を打ったため1食分だけ施設内の食事処でいただき、残りはお持ち帰りしました。
「これで、施設のイベントで蕎麦打ちなどすることもできるよね」と楽しみが増えました。

続いては、最後の訪問先である「心で学ぶ」知覧町にある太平洋戦争で命を捧げられた戦死者のうち特攻隊として戦地に赴いた方の遺品を中心に展示している「知覧特攻平和会館」です。
恥ずかしながら私自身は初めて訪れました。
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特攻隊として二度と戻れぬとわかりながら相手軍の戦艦に突撃していった若者たちの絶書・
遺書・手紙を読み、悲しみ、無念、怒り、驚き・・・なんとも言えない感情であふれました。
職員それぞれが何を想い、何を感じたかはわかりませんが、予定していた滞在時間を大幅に
超える時間に知覧の地をあとにしたことを考えると、職員それぞれの「心」に大きなものを残した体験だったことは想像に難しくありません。

そして、午後15時過ぎ、知覧から都城への帰路につきました。

企画者としては、参加者が楽しんでくれているかずっと心配でしたが、旅行を終え解散する時の皆の笑顔を見て、行ってよかったなと心から思いました。

また、機会があれば、今回のメンバだけでなく他の職員も一緒に職員旅行に行きたいと思います。

長文読んでいただきありがとうございました。

旅行企画者 安部