アンケート結果～こどもの日～

出席者：
施設長補佐
看護師
ユニットリーダー
介護スタッフ

検討会当日の様子は「行事食検討会｢こどもの日｣ - 島津乃荘 Blog」からご覧ください。

子供の日に食べて厄や災いを避ける慣わしがある「ちまき」を選択しました。本来はもち米を使いますが、もち米はべたつきがあり、嚥下しにくいので、安全に喫食していただけるという点からうるち米を使用しました。

味が薄いという意見を多くいただき、調理師とも検討して調味量を訂正しました。また、ちまきの具が筍、椎茸、桜えびと仕上がった色が茶色っぽくなってしまいました。次回からは全体的な仕上がり具合を仮定し、不足している色を取り入れ、彩りを検討していきます。

おにぎりは1個50ｇに設定し、利用者様のエネルギー量に合わせ、個数で調整しました。

見た目もでも楽しめるよう鯉のぼり型にしました。豆腐ハンバーグなので、通常のハンバーグより低カロリーで柔らかい食感となっています。

主菜の量はカロリー設定・全体量の点からおおよそ100ｇに設定しています。当日はハンバーグのタネを食種別に分配し調理しましたが、出来上がり量が加熱を加味した本来の予定と誤差が出てしまいました。次回からは出来上がり重量も含め十分な打ち合わせを行いたいと思います。

鯉のぼりのうろこを表現するのに、ハムとチーズを使いましたが、ハンバーグの上から乗せただけなので外れやすく食べ難くなってしまいました。次回からはソースでつなぎを作るなど、食べやすさにも考慮したいと思います。

旬のごぼうを使用しました。人参はゼリーにして型抜きしたものを飾り、見た目も工夫しました。

味付けについては酢がきいていた・食べずらい・濃いという意見が多くありました。酸味が強いとむせ込みの原因になるので、調味量を訂正し酢が効きすぎないよう調整します。

山芋はとろみがあり柔らかいので、極刻み食・ミキサー食の方にも形の残る状態で提供することができました。

“おとし山芋”という調理は初の試みでしたが、味付け等は好評価をいただきました。トロミがあり食べやすいとの意見もあったように、今回は食べやすさに重点をおき山芋を選択しました。

しかし山芋の時期が少し外れていた為、季節感の評価がやや低かったのではないかと思います。次回からは食べやすく、かつ季節感も感じられる食材・調理法を検討したいと思います。

びわは他の果実に先がけて熟すことから、初夏の果物の代表です。びわがより引き立つよう、シンプルにゼリー寄せにしました。

総合的に好評価をいただきました。意見の方でもありましたが、型抜きしたものを提供できると見た目も良くいいのではないかと思います。

ミキサー食の方は形のある物の提供が難しいですが、少しでも目で見て楽しめる、また季節感を感じる事のできる工夫を検討していきたいと思います。

主食	タコ飯	タコと多幸（たこ）をかけて縁起をかつぎます。
副食	桜えびのかき揚げ	6月が旬の食材です。梅雨でジメジメするのでカラッとかき揚げにしたいと思います。
副菜	田楽	田植えの時に豊作を祈願して｢田舞｣を踊る姿が、田楽の形に似ていることに由来しています。
副菜	梅肉和え	入梅の時期に合わせ、梅を使った小鉢を考えています
汁物	ズッキーニのすまし汁	初夏から夏にかけ旬になるズッキーニを使った汁物を考えています。
デザート	あじさい寒天	デザートは季節感を感じられるよう、寒天を使ってあじさいを表現することを検討中です。