摂食嚥下勉強会(3)「ベッドサイドスクリーニング」

前回までに食事及び嚥下訓練におけるポジショニング( ベッド編車椅子編)を学んできたので、 今回は嚥下評価方法の1つである “改訂水飲みテスト” と “フードテスト” の2種類の 「ベッドサイドスクリーニング」の方法を学びました。

摂食嚥下実技研修(3)の様子

設備のある医療機関では嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)により嚥下評価を実施することが多いですが、 実際の飲み物や食べ物を使用して行うベッドサイドでのスクリーニングも合わせて行えば、 障害の種類、障害の程度、解決方法などを判断するためのより多くの情報を得られます。

特に、設備のない病院や施設、在宅では、訓練開始前から訓練途中での評価において、 ベッドサイドスクリーニングが重要な位置づけにあります。

今回、両テストとも経験したことがある職員はおらず、講師が全体の流れの見本を行い、 その後それぞれの手順について解説を交えながら説明を受けました。

嚥下評価は、どのようにすれば食べられるのか、また、 実施してきた訓練がどのような成果を得られているのかを見るためのものです。 そのため、評価時点の環境設定、ポジショニング、評価技術に至るまで、 患者様・利用者様がベストな状態で嚥下できるように実施することが大切になります。

特に、普段自分たちが食べる動作をなぞるように、 見て認識し、食べよう飲もうと意識し、手に持って香りを楽しみ、口に運ぶというような一連の行為を、 テスト時であっても支援しながら行うことには驚きました。

評価は複数の目で行う方がより正確性が増すので、 患者様・利用者様のケアに関わる多くの職種、多くの職員が スクリーニングの知識と技術を身につけておくことが重要であることを学びました。