2016年12月23日(金)、島津乃荘
地域交流センター にて、
「宮崎摂食嚥下障害臨床研究会 定例会」伝達研修の第2回目が行われました
(第1回目の様子はこちら)。
- 口からたべるために知って欲しいこと~言語聴覚士の立場から~
- 管理栄養士と訪問歯科によるシームレスな食支援を目指して~現状と課題~
- ポジショニングについて~実演~
- ブルーレイ鑑賞
この日は祝日にも関わらず、15名もの職員の参加がありました。
「宮崎摂食嚥下障害臨床研究会定例会」に参加した職員の伝達により、 人が口から食べる事の大切さや、専門職による経口摂取の際の工夫や取り組み方法、摂食嚥下の構造を学びました。
実際に車いすを使った摂食時のポジショニング実演も行われました。
高齢になってくると食べる際の姿勢が悪くなってしまいがちですが、
これが 「食べにくさ」 や 「飲み込みにくさ」 を引き起こす要因の一つに挙げられます。
しかし、看護・介護者側がちょっとした手間をかけることで正しい姿勢に戻し、改善できるそうです。
姿勢だけではなく、食事介助の際の看護・介護者側の接し方や声掛けによっても高齢の方の様子が大きく変化することも知られています。 当院でのお食事の時間の看護・介護コミュニケーションを、より良くしていくためにも活用したいと思います。
後半は、NHKプロフェッショナル仕事の流儀「看護師 小山珠美」を上映しました。 小山 珠美さんは、食べる力のリハビリトレーニングを行い、 「人間にとって美味しく食べることがより良く生きること」 を伝え、取り組んでおられます。 当院においても経管から経口摂取へ移行するための取組みを行っていますが、 さらに力を入れるにあたっての重要なヒントをいただくことができました。
今後は「摂食嚥下勉強会」として、 摂食嚥下に関する専門分野の勉強会を 敬和ヘルスケアグループ 全体の取り組みとして定期開催していく予定です。